DeNAキュレーションサイト「WELQ」などで記事盗用
【発生時期】
2016年10月下旬~12月上旬
【炎上概要】
2016年10月末、「死にたい」というキーワードでGoogle検索を行うと、DeNAが運営する医療キュレーションサービス「WELQ」の広告掲載記事がトップに表示されることが問題視された。当該記事は転職サイトに誘導するもので、「死にたい」というキーワードで検索上位に表示されるように作られていた。この問題をきっかけにWELQの内容や他サイトからの転用・盗用などの問題が調査・分析された。また、ネットメディアのBuzzFeedは内部マニュアルを入手した告発記事を掲載。これらの追及を受け、DeNAは記事の一部を削除したが、運営する他のキュレーションサイトにも問題が発覚し、11月29日に「WELQ」の全記事を非公開化した。その後、12月1日にはファッション系まとめの「MERY」を除く9つのメディアの記事を非公開化、12月5日には「MERY」を含むキュレーションプラットフォーム全記事の非公開化を決定した。12月7日、DeNAはキュレーションプラットフォーム事業に関する記者会見を実施し、記事作成プロセスなどが明らかにされた。クラウドソーシングやSEO(検索サイト最適化)も問題点として挙げられる。